ゴミ分別に対する意識が180度変わった!!

6月6日(火)に総勢17名でごみ処理施設の見学に行ってきました。
見学前は、「ごみ分別の種類があまりにも多すぎる。分別の苦労が十分に生かされているのであればまだしも、大して生かされていないのであれば問題だ。分別を減らしてもらいたい。」と文句の一つも二つも言ってやろうかと意気込んでいた私ですが、見学後はその考えを180度変えることになりました。2017_6_6gomisyori4
長岡市側からの説明はこうだった。
■エネルギーの再生 ──────────────────────────────
従来の「ごみは原則焼却処分」という方法では、大量のエネルギーを消費していてもったいなかったが、現在は焼却するはずだった生ごみ総量の3分の1を発酵させてバイオガス発電している。(バイオガス発電)
■設備投資節約 ─────────────────────────────────
焼却施設は超高温の燃焼によって劣化が進むが、長岡市の焼却施設はあと10年もすれば建替えねばならない。そこには高額な建替え費用が必要だったが、現在では焼却対象の生ごみを30%近く削減することができたので、それほど大きな焼却施設が必要でなくなり、それによって焼却施設の建替え費用を50億円近く浮かせることができる見込みとなった。(ちなみにバイオガス施設は超高温にはならないので、寿命が長い。)
■処分場の延命 ─────────────────────────────────
焼却灰を埋める処分場はあと僅か1~2年で満杯になるところだったが、焼却灰が減ったため数年延命化できる見込みとなった。
■施設内に障害者の働く場も──────────────────────────
施設内には多くの人たちが働いていて、ビン・カン・ペットボトルを分別する施設内には障害を持つ方たちが生き生きと働いていた。
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これらの仕組みは、生ごみに不純物が混ざっていないことが条件で、つまり、市民側がしっかりと分別してくれるかどうか!?それ次第でことの成否が決まるとのことでした。なぜならば、分別がいい加減だった場合、生ごみから不純物を除去するために経費が逆に嵩み本末転倒になる恐れがあるからだ。果たして、、、長岡市民の協力姿勢は素晴らしく、ごみ処理施設を見学に訪れた他自治体職員も驚くほどだとのことで、現在では、市民の協力の下で生ごみ処理量は65トン/日となっており、これは自治体として日本最大規模だという。
さて、長岡方式の新ごみ処理方法…この前後でコストはどのように変化しているのだろうか?どんなに素晴らしい取り組みだったとしても、市民にこれだけの負担を強いているのだから、コストアップになっているようなら手放しで歓迎できないが、そう質問をぶつけてみると、「今のところトントンです」と回答が返ってきた。
いかがですか?皆さんは、どのようにお考えですか?
焼却施設の建替えが50億円以上浮いて、最終処分場も延命化できて、障害者の働く場まで創出している…トントンで十分ではありませんか!?
私は大変素晴らしい仕組みだと感じました。
冒頭申しました通り、長岡市に文句の一つや二つも言ってやろうと思っていましたが、見学後は考えが180度変わり、分別にもっと協力せねば!という気持ちになりました。
有理子さんにそのことを宣言したところ、ニヤリと冷たい笑み「その言葉、忘れないわよ」…コワい。   (記事:笠井)

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