9/18(月・敬老の日)、この日未明に新潟県上空を台風18号が通過した朝6時、私と有理子さんは、10/31秋のバスツアー計画を検証する目的で下見するため、防災センター駐車場でツアー時の出発時間6:45まで待機していた。
前日の17日夜、台風で大雨となれば、私は実は長岡で情報発信の仕事をしなければならないため、下見に同行してくれるはずだった田中新一さん(←ひとのWAづくりの会の一員でパソコン教室11期生)に「下見中止」の連絡を入れていた。ところが、実際に夜が明けてみると台風は既に通過。空模様は曇り空だが大禍の不安を感じさせない様子だったため、急きょ「下見決行」に切り替えたのだった。とは言え、田中さんには前夜に中止の連絡を入れたばかり!朝になって「やっぱり行くことにしました」などとは言えないため、非常に不安だったが相棒として有理子さんを選ばざるを得なかった。なぜ?相棒が必要だったかと言えば、一人は小出から只見線に乗車して、絶景ビューポイントなどをチェックしながら大勢が乗車した場合に発生し得る問題点等をあぶり出す役割、もう一人は六十里越峠を車で列車追走し只見到着時にどの程度の時間差が生じるか実証する役割…どうしても二人は必要だったからだ。一年に一度は事故をやらかすのに「ゴールド免許保持者だ!」と言う❝すっとぼけドライバー❞の有理子さんにはまさか六十里越えドライバー役は無理なので、そうなると彼女は自ずと只見線乗車役ということになるが、なにぶん彼女は良し悪しは別として二つのことを同時に行うことのできないタイプの人なので、それが分かっていながら、あれにもこれにも目を配れという役割を押し付けたとすれば、押し付けた側の私が悪いことになる。内心では、困ったなぁ…強硬に決行して、結局意味のないことに終わってしまうかも!?、、、やはり、今日は下見をするべきではないのだろうか!?…などと、待機の車の中で考えていたその時、駐車場に一台の見覚えのある車が入ってきた。車の主は田中さんではないか!? 駆け寄り話を聞くと、「この天候なら、もしかしたら行こうとしているんじゃないか!?」と思って様子を見に来てくれたというのだ。この瞬間、私の頭の中を覆っていた不安は吹き飛び、3人で出発したことは言うまでもありません。田中さん、ありがとうございました。気を利かしていただき、本当に助かりました。(記事:笠井)