いつものように自宅でパソコンを3台並べて仕事をしていたところ、有料のウィルス対策ソフトではなく、WindowsDenderという無料のウィルス対策を実装していた1台のパソコンが突然しゃべり始めました。
内容は次の通りです。「マイクロソフトセキュリティアラーム エラーNo.DW6VD36」「あなたのパソコンはダイニーバンクトロイヤに感染しています。」「このウィルスはクレジット情報、フェイスブックのパスワード、その他の個人情報をリモートIPアドレスを通してハッカーに送信します。」「フリーダイヤルで当社に今すぐお電話ください。我々のマイクロソフトサポートエンジニアがお電話でウィルスの削除方法をお教えします。」「お電話される前にこのページを閉じた場合、我々は当社のネットワークがさらにダメージを受けないようパソコンを無効にし、サイバーセキュリティにレポートします。」 さぁ…どうしますか?結論から申します。ウィルスを警告しているこのプログラム自体がウィルスでした。ただし、こいつには個人情報を盗む力などはありません。こいつの正体は、ただ突然しゃべりだすだけの下っ端。だから、能力の低い無料の対策ソフトの監視の目を潜り抜けてパソコンに侵入してきました。「マイクロソフト」とは無関係なくせに、「マイクロソフト」と連発して信用させてフリーダイヤルに電話させ、「リモートコントロールしないと直らないよ」と遠隔操作に持ち込み、あとは、遠隔操作によって本当に個人情報等を盗み取ります。もしも、パソコンが突然しゃべりだし、こんなことを言いだしたら、絶対に信じてはいけません。すぐにパソコン教室にお電話ください。また、Defenderで無料対策していらっしゃる方は、今すぐ有料のものに切替をお勧めします。どうしてよいか分からない場合は、パソコン教室にお電話ください。