決して侮らず、正しく恐れる…コロナに思う

今から約100年前の1918~1920年、スペインに端を発した当時未知のウィルス性感染症は、全世界で約6億人に感染し、4,000万人近い人々を死に至らしめたと言われています。後に「スペイン風邪」と言われた、そのウィルスの正体は、毎冬の流行により今ではすっかり耳慣れてしまった「A型インフルエンザ」でした。
数百年に一度の危機だ!と煽っては日々の新規感染者ばかりを強調し、その一方では、回復者の話題やPCR検査母数には一切触れずに、「感染を止めろ」「経済を何とかしろ」「対策が後手に回っている」などと政府の批判ばかりを繰り広げるマスメディア。
挙句の果てには、現在のコロナ第3波で感染増加が止まらないのは、人々に「慣れ」から来る気の緩みがあるからだと、今度は私たちに矛先を向け始めているではありませんか。
冗談じゃない!私たちは、決して、気を緩めてなどいないし、コロナウィルスを侮ってもいない。
そうさせないようにしているのは、マスメディアのほうではありませんか⁉
わずか100年前のスペイン風邪は今回のコロナ禍の何十倍もの被害であったのに、「数百年に一度の危機だ」「未曽有の災禍だ」と騒ぎ立てて私たちに不安を抱かせ、他者に対する反発や不満を煽動するような偏った報道を繰り返す…まずは、ワイドショーを始めとするメディア側からそういった報道姿勢を改めてもらわねば、私たちが「決して侮らず、正しく恐れる」という姿勢を取り戻すことは容易ではありません。
コロナ罹患者に対する差別も、お願いベースの自粛要請に従わない店舗や若者たちも、そういった背景から生まれてくるのではないでしょうか⁉                   [記事担当:笠井]

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