「太陽フレア」をご存じですか?…太陽フレアとは、太陽における爆発現象で、小規模なものは1日3回ほど、地球に影響を与えうるほど大規模なものは数年に一度程度発生しています。ところが、多くても一年に一度程度のはずの最大等級のXクラスの太陽フレアが、ここのところ頻発しているのです。頻度は一週間で10回以上ですから、まさに「異常」と言えます。そして、それに足並みを揃えるかのように世界中で大地震が発生しています。上の図のように、太陽フレアが発生すると、X線や電磁波が地球に降り注ぐため、それらが地球の電離層を刺激して電波を吸収するという電離層異常が発生します。
記憶に新しい、本年1月1日16時10分に能登半島で発生した最大震度7の「令和6年能登半島地震」。実は、この地震発生時刻を遡ること4時間前、NASAによって大規模な太陽フレアが発生したことが発表されていたのです。これまでも地震の前に電離層が異常になる現象は度々報告されていて、「大地震と電離層異常の関係」については話題に挙がっていましたが、この大地震によって俄かに注目を集めることになりました。
太陽フレアと大地震、両者の発生メカニズムは全く異なるものなので、直接的な関係はないと考えるのが普通ですが、ある地震学者S氏は、このように発言しています↓
「太陽フレアの影響で起きた電気を帯びた粒子が、自身を起こす岩に対して”最後の引きがね”を引いている可能性はあり得なくはない」
これが本当だとしたら… 大規模な太陽フレアが発生する度に大地震が起こるということになります。 おそろしい… [記事:笠井]